グアダルペの聖母マリアの記念日のミサ

2025-12-05

【グアダルペの聖母マリアの記念日(任意)のミサ スケジュール】

2025年12月09日(月)
19:00 日本語・英語

12月12日はグアダルペの聖母マリアの記念日です。
今年目黒教会では初めてこの記念日をお祝いします。
グアダルペの聖母のメッセージをしっかりと受け取め、
日々の生活がイエス様への道となるよう心を新たにしましょう。

🌹🌹🌹グアダルペの聖母について🌹🌹🌹

グアダルペの聖母は、1531年12月9日、メキシコシティのテペヤックの丘で先住民フアン・ディエゴの前に現れました。
褐色の肌を持ち、星の散りばめられたマントと光に包まれた聖母は、この地にご自身のための神殿を建てるよう願われました。フアン・ディエゴは司教のもとへ急ぎましたが、司教は彼の話を信じようとはしませんでした。

失意のうちに丘へ戻ったフアン・ディエゴの前に、再び聖母が現れます。
聖母は御出現のしるしとして、冬には咲くはずのないバラの花を丘の頂から摘んで司教へ届けるよう命じました。フアン・ディエゴがその花をマント(ティルマ)に包んで司教の前でひろげたとき、そこには奇跡的に美しい聖母の御姿が浮かび上がったのです。この奇跡を見た司教は、ついに聖母のご出現を信じました。

これは今から494年前の出来事であり、教会がマリアの出現を正式に認めた最初の歴史的ケースとなりました。
大航海時代を経て西ヨーロッパとアメリカ大陸が出会い、人種・文化・宗教が交錯した激動の時代。この新しい歴史の交差点で、聖母は褐色の肌を持つ《この地の母》として現れ、神の愛と福音の光を示されたのです。

マリア様は慈愛に満ちた母の姿で現れ、フアン・ディエゴに対し優しさと配慮に満ちた言葉で語りかけ、子供たちが必要としていることにいつでも耳を傾ける用意ができていることを示しました。

そして、天の御父の家への唯一の真の道であるイエス様を私たちに示してくださいます。信仰と御父への従順、罪人への憐れみ、あらゆる災難に苦しむ人々への思いやりをもってイエス様にならって生きるよう私たちを招いています。

マリア様がフアン・ディエゴに語りかけた言葉は私たちすべての人間へのメッセージです。

「では、知りなさい。確信しなさい。
わたしの子どもの中で一番小さなホアンよ。
私は終生けがれなき聖マリアです。
人を創り、この国と全ての天と地を創られ、
すべてを生かすまことの神よりのまことの神の母です。
この土地に私の聖なる家を建ててほしいのです。
この場所で人々に彼(主イエス・キリスト)を示し、
告げ知らせたいのです。
その愛と、慈しみのまなざしと、助け、救いの手を。 
なぜなら、私は、まことに、あなたがたの慈しみ深い母、
あなたやこの地に住む全ての人の母なのです。
私を愛し、呼び、探し求め、私に信頼をおく多くの人々の母です。
私は、その聖なる家で、皆の嘆きや悲しみを聞き届け、
痛みやつらさ、惨めさをいやしましょう。」

「わたしの子どもの中で一番小さなものよ、
聞いて心に留めなさい。
恐れ、悩むことは何もありません。
顔を曇らせたり心を乱したりしてはなりません。
この病、そしてほかのどんな病、痛み、苦しみも
怖れてはなりません。」

最後に、グアダルペの聖母マリアはこう仰いました。

「あなたの母はここにいるではありませんか。
あなたは私の庇護のもと、覆いの中にいるではないですか。
私はあなたの喜びの泉ではありませんか。
あなたは私のマントにくるまれ、
私の腕の中にいるではないですか。
このうえ何が必要なのでしょうか?
何もあなたを悩ませたり、心を乱したりするものはありません。」

皆様はグアダルペの聖母のまことの思いを聞きました。

「さあ、わたしの子どもだちよ。行ってあなたの務めを果たしてきてください。」

Translate »