コロナ禍を過ぎ越すために

コロナ禍を過ぎ越すために、今一度カトリック信仰を見つめ、
そして、私たちが属する目黒教会を知りましょう。

2020年8月18日

目黒教会 主任司祭
宮下良平神父

聖母被昇天の祭日も過ぎ、早9月になろうとしています。まだまだコロナ禍は続きます。

先日、私の中央協議会時代の前任者だった前田万葉枢機卿様に暑中見舞いを出しましたら、 最近出版された「前田万葉句集」(かまくら春秋社刊)を送ってくださいました。

その冒頭の句は次のような句でした。

「秋の灯や ミサからミサへ 親も子も」

そして、その句について枢機卿様は

「ミサに参加する親子の姿があります。カトリック信者にとって、生活、活動の頂点はミサなのです。神と隣人に対してお互いゆるしをこい、御言葉に励まされ御聖体に強められて、また一日の生活に活動に宣教にと、使わされる恵みの泉なのです。」

と記されています。 またその句集に、次の句がありました。

「十字切る 人の末期に 時雨けり」

「臨終に際して、薄れいく意識の中で十字架を切れる人は何と幸いでしょう。
その枕辺に静かに時雨の音が届きます。

カトリック信仰の根源をなすミサが、コロナウイルス感染拡大のために、コロナ禍以前には想像もつかない制約を実施しながら行われています。これからも少なくとも一年くらいはコロナ禍は続くことでしょう。マスクをして、ソーシャル・ディスタンスを取って、人数制限をしたミサを受け入れて行うしかないのが現状です。

その現実に打ちのめされようとする私たちですが、このコロナ禍を過ごす日々に、もう一度カトリック信仰を見つめ直し、主なる神の慈しみとあわれみの中から、私たちの生きる糧となる大切なことを受け取ることができるように祈ってゆきましょう。


さて、今年になって主任司祭管理のもとで、協力司祭と事務の方の協力を得て信徒台帳を整備しておりますが、やっと日本人信徒のデータを専用PCに入れ直して整備されました。

なお、コロナ禍以前に毎週目黒教会のミサに来られている外国人信徒の多くは、ミサ参加のための事前登録をされてきています。現在その登録したデータをもとに所属信徒としてのデータ入力作業を進めております。

そして、その整備された信徒台帳データをもとに、目黒教会の皆様に目黒教会のある現状を知っていただきたいと思います。

目黒教会に所属する日本人信徒の年齢構成です。

皆様ご覧になり、いろいろ気づかれることもあるかと思います。

コロナ禍がある程度収束されて、「ステージ2」になってから再開される教会での交わりと奉仕活動について、皆様が所属する目黒教会共同体への交わりと奉仕を考える一助に、年齢構成のデータがなればと願っております。

 


 

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